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経営/経済/持続性マネジメント創造/実現原則・概念

大きな理想を実現するために、何を起点にして事業をするべきか

この図解は、大きな理想に向かって事業や取り組みを始めるときに、何を使って前に進むのかを整理するためのものです。

この知恵で考えられること

この図解は、大きな理想に向かって事業や取り組みを始めるときに、何を使って前に進むのかを整理するためのものです。

手に取れる影響力から広げていく事業着手のフェーズマップ

図・資料

概要

何のための図解か

この図解は、大きな理想に向かって事業や取り組みを始めるときに、何を使って前に進むのかを整理するためのものです。

重要な補足

あくまでも起点を何として事業やサービスを絞り込むか?の推移です。

得意や解像度を起点にしたビジョンや目的を満たすモノをphase1ではやっていくような構図です。

要素の解説

軸

横軸

起点が 自分たち側にあるのか、世界側にあるのか。

縦軸

起点が 事実**・認識・原理のどこにあるのか**を示しています。

6つの起点

得意起点

自分たちが再現性を持って扱えることを使う起点。

技術、経験、知識、実行力、構造化力、言語化力など、すでに「できる」と言えるものから取り組みを始める。

解像起点

世界について、他者より高く見えているものを使う起点。

現場の動き、顧客の感情、業務の詰まり、共同体の変化、まだ名前のない違和感など、すでに高解像度で捉えられている対象から取り組む。

資源起点

世界側にすでに存在していて、使えるものを使う起点。

人、関係性、場所、データ、信用、予算、実績、既存の顧客接点など、手元や周辺にある現実的な足場を活かす。

特質起点

自分たちに自然に出ている性質を使う起点。

まだ能力として整理されていなくても、反応の仕方、こだわり、違和感の持ち方、ものの見方などに、その人たち固有の材料が現れている。

理念起点

自分たちが信じている原理や、実現したい世界を使う起点。

何をよいとするのか、どんな未来へ向かいたいのかという価値観や世界観を、事業の中心に置く。

真因起点

世界の状態を生み続けている根本原因を使う起点。

表面の困りごとではなく、その状態を作り続けている構造、力学、制度、認識、関係性に働きかける。

4つのフェーズ

図・資料

Phase 1:得意起点 または解像起点

最初の着手点は、自分たちが扱えることと、世界について見えていることの重なりにある。

得意だけで始めると、自分たちの能力を使うことが目的化しやすい。

解像だけで始めると、見えてはいるが実行手段が足りなくなる。

だから最初は、自分たちが扱える能力で、世界について高く見えている対象に触るのが動きやすい。

ここが「手に取れる影響力」の第一地点になる。

Phase 2:資源起点

Phase 1で実際に動くと、世界側に資源が生まれる。

顧客、関係性、事例、信用、データ、実績、紹介、場、プロダクトの断片などが増えていく。

それらは最初から持っていたものではなく、動いた結果として獲得される足場になる。

この段階では、最初の得意や解像だけで進むのではなく、生まれた資源を使って次の事業を組み立てられるようになる。

Phase 3:特質起点

さらに動き続けると、自分たちに自然に出てしまう性質が見えてくる。

何に強く反応するのか。どんな違和感を無視できないのか。どんな場面で力が出るのか。なぜか繰り返し選んでしまう問いは何か。

こうした特質は、最初から明確に言語化できるものではない。

実行を通じて、結果的に見えてくる。

この段階では、得意として意識していたものの奥にある、自分たちらしさそのものを起点にできるようになる。

Phase 4:理念起点 × 真因起点

最終的には、事業の起点が、自分たちの理念と世界の真因へ向かう。

理念起点は、自分たちは何を信じるのか。

真因起点は、世界のどこを変えれば本当に効くのか。

ここまで来ると、得意、資源、解像、特質に縛られずに事業を選べるようになる。

必要なら新しい技術を獲得し、必要な資源を作り、必要な対象を解像し直すことができる。

つまり、最初は「できること」と「見えていること」から始まるが、

最終的には、信じる原理と変えるべき真因から挑戦できる状態へ移行していく。

理由

フェーズがこの順に進む理由

この図は、事業を「最初から正しい理念で始めるもの」としてではなく、手に取れる影響力から始め、動きながら原理へ近づいていくものとして捉えるためのマップである。

最初から理念や真因を起点にしようとすると、抽象度が高すぎて着手しにくい。

それは、賢くないとか上手くやれてないとかではない。

理念は、やりながら何度も立ち返ることで輪郭が出てくる。

真因も、現場や世界に触れ続けることで初めて見えてくる。

最初から大きな理念や、世界の真因に直接向かおうとしても、まだ手に取れる材料が少なかったり、確信しているけれどその理念や真因については動きに落とせるほどにはイメージを持っていないことが多いです。

実際の動きや事業に落とすことがまだ出来ない自分や組織である状態がある。

それに無自覚になり、動き出しにくいことがあります。

だから、最初は認識の中間にあるものから始める。