この知恵で考えられること
自分の認識や考えを、他者や未来の自分が理解・利用できる形に変換する場面。
思考力、認知力、表現力、想像力、発明力
どれも別の力。
思考力
獲得できている情報を繋げて考える力。
認知力
- 認知できる情報の幅や深さ。
表現力
- 現実の何かや記号に脳内を落とし込む力。
想像力
- 現実や脳内にない何かを像として生み出す力。
発明力
- 現実の何かに使える部品や機構を生み出す力
シーンごとの需要

認知力
重要なシーン
何を見るべきか、何が変化しているかがまだ分かっていない場面。
重要ではないシーン
見る対象や判断基準が明確で、必要な情報が既に揃っている場面。
思考力
重要なシーン
前例やワークフローがなく、情報から構造や解決方法を組み立てる場面。
重要ではないシーン
手順や判断基準が確立され、その通りに進めればよい場面。
表現力
重要なシーン
自分の認識や考えを、他者や未来の自分が理解・利用できる形に変換する場面。
重要ではないシーン
自分だけで理解し、自分だけで完結する場面。
想像力
重要なシーン
現実にも前例にも存在しない可能性や未来像を描く場面。
重要ではないシーン
既にある正解や設計を忠実に再現すればよい場面。
発明力
重要なシーン
新しい機能・仕組み・道具・制度を現実に成立させる場面。
重要ではないシーン
既存の技術や仕組みを組み合わせて運用すれば十分な場面。
どの能力も優劣があるわけではない。
その時代、その環境、その課題において何がまだ仕組み化されていないのかによって、必要となる能力は変化する。
| 能力 | 重要なシーン | 重要ではないシーン |
|---|---|---|
| 認知力 | 何を見るべきか、何が変化しているかが未確定な場面 | 見る対象と判断基準が明確な定型作業 |
| 思考力 | 前例やワークフローがなく、情報から構造や方法を組み立てる場面 | 手順・正解・例外処理がすでに整っている場面 |
| 表現力 | 脳内の認識や構造を、他者が理解・利用できる形にする場面 | 本人だけが理解し、本人だけで完結できる場面 |
| 想像力 | 現実にも前例にも存在しない可能性や状態を考える場面 | 既存の正解を忠実に再現すればよい場面 |
| 発明力 | 新しい機能・仕組み・道具を現実に成立させる場面 | すでに使える部品や仕組みを選び、運用すれば足りる場面 |
さらに圧縮すると、
- 認知力:何を見るかが決まっていないとき
- 思考力:どうすればよいかが決まっていないとき
- 表現力:どう伝えればよいかが決まっていないとき
- 想像力:何を目指すかが存在していないとき
- 発明力:どう実現するかが存在していないとき
どの能力も、答えが仕組みとして確立された瞬間に重要性が下がる。